Q:歯医者に行くといつも歯軋りを指摘されるが自覚はありません。本当にしてるの?
A:私は初診の患者様全員とお話させていただいておりますが、半数以上の方が歯軋りを自覚されておりません。患者様が歯軋りをしていないという根拠としては、「寝てるときに指摘されたことがない」というのが一番多いです。このことから患者様は歯軋り=音がでるものと思われている方が多いようです。
しかし歯軋りには音の出ないものがあり、それを“クレンチング=食いしばり”といいます。クレンチングタイプの歯軋りの場合は音が出ないため、一緒に寝ているご家族も気づくのは難しいでしょう。
歯科医師はお口の中の歯軋りの痕跡を根拠に歯軋りを見極めておりますのでご家族の方のご指摘よりも正確性は高いかもしれません。